高1最初の数学テストの点数が悪かったら、親はどうすればいい?

多くの高校1年生にとって、入学後最初の中間テストが5月に実施されます。中学生の頃とは異なり、テスト結果を保護者に見せてくれなくなる傾向があります。保護者に「結果を見せなさい!」と強要する必要はありませんが、「中間テストはどうだった?」と興味を持っていることを伝えましょう。そして、ぜひ数学について話を振ってみてください。

社会で求められる数学的素養

高校での学習はどの教科も大切ですし、大学入試のカギは英語だと言われることもあります。
しかし、今後の社会で必要性が広がっていくと思われるのが、数学的素養です。
もちろん、社会に出てから、教科書にあるような数学の問題を解くというわけではありませんので、「的素養」としました。
今現在も、企業では数字をもとにさまざまな施策を判断しています。
国や自治体も「EBPM(エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング。証拠に基づく政策立案)」という考え方で数字やデータを重視しており、この傾向は今後さらに強まっていきます。

わかりやすく単純な例として、飲食店を駅前に開業することをイメージしてみてください。
どういう人がどういう時間に駅前を歩いているか、数的に把握したうえで営業時間やメニュー、味、値付けを決めるのと、どういう人が通っていようと、自分が作りたい料理を売りたい値段で出すのと、どちらが繁盛する確率が高いでしょうか。
こんなことを考えながら仕事をすることが求められるのです。

また、大学では、判断材料となるデータを適切に取り扱い、分析・解釈する力を養う「データサイエンス教育」を、文系・理系、学部を問わず、必修科目とするところが年々増えています。
「数学的素養」は社会でも大学でも必要とされているのです。

中間テストの点数が悪かったら

中間テストに話を戻しますが、数学のテスト結果が良かったのであれば、前述の社会や大学の話をしつつ、しっかりほめましょう。数学で養う論理的な思考力はどの教科の学習にも、また、どのような仕事をするうえでも役に立ちます。

逆にテスト結果が思わしくなかった場合、まず大切なことは、数学や数字を扱うことに対する苦手意識を蓄積させないことです。テスト結果の悪さを責めるのではなく、前述の社会や大学の状況を話したうえで、どうしたらできるようになるかを一緒に考えましょう。

まだ高校生活は始まったばかりです。今なら取り戻せます。逆に放っておくと、数学の勉強法がわからないまま苦手意識が蓄積していってしまいます。かと言って、苦手克服のために、と新しい問題集を買い与える必要はありません。教科書や学校で使っている問題集を使って、できなかった問題をチェックして、解き方を覚えるまで何度も解くように勧めてみましょう。

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