定期テストで思ったより点が取れなかったりすると、通塾を考える人も多いと思います。とはいえ、一言で学習塾といっても集団指導、個別指導や自立指導など種類が豊富なため、どのタイプの塾がピッタリ合っているのか良く分かりませんよね。 そこで今回は、当塾のスタイルである自立型学習塾の特徴やメリット・デメリットを説明します。
自立型学習塾とは?
まずは自立型学習塾の特徴を見ていきましょう。
特徴
自立型学習塾の最大の特徴は、基本的に生徒主導で勉強が進められていくことです。塾の教室を活用して、生徒それぞれで課題に取り組みます。課題自体は私が指示しますので、必ず指示された教材を持ってきてください。生徒さんはそれぞれに与えられた課題を、黙々とこなしていきます。
教室の中には先生がいて、先生が教室を巡回して生徒一人ひとりの様子をチェックします。課題が分からない子供にはその場で個別指導を行います。もちろん子供の方から先生への質問もOKです。分からない問題があればどんどん質問してください。
個別指導塾との主な違い
自立型学習塾と区別が付きにくいのが、個別指導塾です。特にこれまで学習塾に通ったことがないと、違いが良く分かりませんよね。両者の違いはどこにあるのでしょうか。最大の違いは講師が主導となるのか、それとも生徒が主導になるかです。
個別指導塾では先生が主導となって授業が進みます。
一人ひとりに設定されたカリキュラムに沿って、先生が学習項目の解説をします。塾によっては黒板やホワイトボードを活用して、学校の授業のような雰囲気ともいえるでしょう。問題演習も先生の指示によって行われ、分からないところや間違ったところは個別に指導をします。
また仕切りで区切られた個別ブースを使用しているところも多く、自分だけの学習に集中できるのも個別指導塾の特徴ですね。
一方で当塾のスタイルである自立型学習塾の主導は生徒です。
自立型の塾では生徒一人ひとりの学力レベルに合わせた課題を設定し、映像授業やプリント学習、塾から与えられた教材などで生徒が自ら行います。どんな課題をすればいいのかは、先生が指示します。前述したように分からないところは講師に質問が可能です。
個別指導塾のような個別ブースではなく、広いスペースに机が並び、他の生徒と同じ空間で勉強をしていくことになります。
自立型学習塾のメリット6選
続いては自立型学習塾が持つメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット① 自分で勉強をする習慣を身に付けられる
メリット①は、自分で勉強をする習慣を身に付けられることです。
自立型学習塾の中には、具体的な学習プランを生徒自身で作っていくことが求められます。もちろん先生のサポートはあるものの、最終的には子供自らが学習計画を作ることを目標としているところも少なくないでしょう。
本来勉強とは親や学校の先生、塾の講師から言われて行うものではありません。子供自身が問題意識や勉強意欲を持って、自ら進んで行っていくものです。学校の成績アップや志望校合格だけでなく、将来にわたった自己成長のために勉強は必要で、学生の頃から学習習慣や管理能力を身に付けておくことが大切なのです。
メリット② それぞれのペースに合わせて勉強ができる
メリット②は、それぞれのペースに合わせて勉強ができることです。
やる気が高いときや得意な科目が課題となったときは積極的に学習を進め、反対に分からないところや苦手科目が出てきたときは、じっくりと腰をすえて勉強に取り組めるでしょう。周囲の環境によってプレッシャーを感じることがないので、自分だけのペースで学習を進めていけます。
メリット③ 他の生徒との競争心も働く
メリット③は、他の生徒との競争心も働くことです。
個別指導塾の中には1対1のマンツーマン指導を採っており、他の生徒の目が気にならない個別ブースで授業をしているところがあります。授業に集中できるメリットがある一方で、人によっては他の子供との競争心が働かないデメリットもあるでしょう。
ずっと自分だけの空間、自分だけのペースで勉強ができるので、思ったように成績がアップしないケースも実際にあるのです。自立型学習塾は自分のペースで勉強ができるものの、基本的には他の生徒と同じ空間で学習を進めていきます。そのため適度な緊張感を持ちながら、「ライバルに負けたくない!」といった他の生徒との競争心も適度に働くことが期待できます。
メリット④ 成功体験を重ねて、学習意欲を育みやすい
メリット④は、成功体験を重ねて、学習意欲を育みやすいことです。
自立型学習塾は映像授業やプリント学習などを、生徒主導で行っていきます。そのため先生が主導となる学習塾と比べて、「できた!」「自分で問題が解けた!」といった成功体験が生まれやすい特徴があるといえるでしょう。
子供は勉強における成功体験を重ねることで、学習意欲が上がっていくものです。一人ひとりの学力レベルやニーズに合わせた自立型学習で、勉強への意欲もどんどん大きくなっていくはずです。
メリット⑤ 学校の部活動や習いごととも両立がしやすい
メリット⑤は、学校の部活動や習いごととも両立がしやすいことです。
子供によっては学校の部活動や、習いごとが忙しい人も多いことでしょう。特に中学生以降にはじまる部活動は勉強と同じくらい大切で、本格的に打ち込んでいる子供も少なくないはずです。
自立型学習塾のメリットの一つが、学校の部活動や習いごととも両立がしやすいこと。多くの学習塾では自由に学習スケジュールを組めるため、子供の都合に合わせて通塾できます。
塾によっては都合の良い曜日や時間帯であれば、いつでも参加できるところもあるので、「今週は部活が休みだから、毎日通って集中して勉強をしよう」といったことも可能です。
メリット⑥ 授業料をセーブできる
メリット⑥は、授業料をセーブできることです。
具体的な授業料は学習塾やコースなどによって異なるものの、自立型学習塾では全体的に授業料が安い傾向にあります。生徒1人に対する講師数が少ないため、人件費を大きくセーブできるのが主な理由の一つです。嬉しいポイントです。
自立型学習塾のデメリット2選
続いては自立型学習塾のデメリットを紹介します。
デメリット① 自主学習の習慣がまったくないと、継続が難しいケースも
デメリット①は、自主学習の習慣がまったくない子供の場合、途中で継続が難しくなるケースがあることです。
「勉強をするように促さないと、絶対に始めない」「誰かがそばで見ていないと、勉強を続けられない」などといった子供が、いきなり自分主導で勉強をしていくのは難しいでしょう。
ただし一概に自主学習の習慣がない子供が、自立型学習塾で勉強を継続できないとは限りません。塾によっては講師が生徒のやる気を引き出す上手な関わりをしており、入塾後に自主学習習慣をゼロから身に付けている子供もいます。子供のタイプによって違ってくると理解しておきましょう。
デメリット② 周りの生徒が気になって勉強に集中できない
デメリット②は、周りの生徒が気になって、自分の勉強に集中できない可能性があることです。
前述したように自立型学習塾の多くは、広い教室やオープンスペースに複数の生徒が集まって授業が行われます。他の子供の迷惑にならないように私語は禁止となっていても、他の子供と講師との会話やちょっとした物音などが気になってしまう子供がいるかもしれません。
こんな子どもにおすすめ
さまざまなメリットやデメリットがある自立型学習塾は、具体的にどのような子供におすすめなのでしょうか。
基本的にはある程度の学習習慣を持ち、一人で黙々と勉強を続けられる子供に向いているといえるでしょう。生徒主導で学習が進んでいくため、やはり学習習慣と継続学習ができる子供にピッタリです。また向上心を持った子供にもおすすめですね。向上心が高い子供は学習意欲も高いため、自立型学習塾でもしっかり成果を出せるはずです。
まとめ
メリット6選
- 自分で勉強をする習慣を身に付けられる
- それぞれのペースに合わせて勉強ができる
- 他の生徒との競争心も働く
- 成功体験を重ねて、学習意欲を育みやすい
- 学校の部活動や習いごととも両立がしやすい
- 授業料をセーブできる
デメリット2選
- 自主学習の習慣がまったくないと、継続が難しいケースもある
- 周りの生徒が気になって勉強に集中できないことがある
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